2021/7/01
新情報は大子町の公式ページに更新しております。
応募締切
2021.03.15(mon)
NEWS
ニュース
2021/7/01
新情報は大子町の公式ページに更新しております。
2021/3/30
入選者情報及び総評を公開いたしました。
2021/3/15
応募を締め切りました。たくさんのご応募をいただきありがとうございました。審査段階に進んでおります。
2021/2/3
審査員及び賞の情報をアップロードしました
2021/2/1
駅舎図面ダウンロードが可能、応募要項を公開しました
2021/1/19
特設サイトを公開しました
WINNING CANDIDATE
入選者
※安全面等に配慮した作りにするため、応募いただいたプランが、そのままの形で制作されるとは限りません。また、実際に制作する駅舎に関しても、今後話し合いの上で決定します。
照山 麻衣
湯ノ迫 史
橋本 次郎
COMMENTS
総評
井關 悠
水戸芸術館 学芸員
大子町は2017年から街なかを舞台にした作品展示や、アーティスト・イン・レジデンス事業を行うなど、「アートを活かしたまちづくり」に取り組んできたいっぽう、2019年の台風19号により甚大な被害を受け、町を縦貫するJR水郡線では鉄橋が流されたため、鉄道が寸断されてしまったが、一年半にわたる復旧工事の末、今年3月27日にJR水郡線は全線再開となった。本コンペティションは、その被害の影響を大きく受けた上小川、袋田、常陸大子の3駅を会場とすることが最大の特徴といえよう。応募者には自らの作品をアピールするだけでなく、展示場所を想定したプランを提出することが求められている。
今回が第一回目となる本コンペティションへの応募は、平面、立体、インスタレーションをはじめ、サウンド、建築、パフォーマンスなど、多岐にわたるジャンルから、89件もの意欲的なプランが寄せられ、当然ながら審査会は議論が白熱した。地層を掘り起こし、歴史を辿り、気候風土を眼差す。大子の町を読み解かんとする応募プランを前に、実現した光景を想像しながら審査にあたった。
照山麻衣のプランは、大子町特産の大子那須楮を原料に製造される和紙を用いた作品である。駅を訪れる者に大子の雄大な自然を想起させてくれるにちがいない。
湯ノ迫史は演劇の舞台として“もうひとつ”の待合所を制作するプランである。日常のなかに鏡像のように現れる舞台に鑑賞者は何を見るだろうか。
橋本次郎は、フィールドレコーディングという手法により大子の自然、歴史、文化、風土を音として浮かび上がらせようとする。
入選者は4月から6月にかけ、大子に滞在し、あるいは訪れ、制作に取り組んでゆくことになる。そのなかで住民の皆さんとの交流を通じ、作品が育まれていくことだろう。緑深く水清らかな大子の町へ、入賞者3名の作品がさらなる彩りを加えてくれることを期待したい。
石井 瑞穂
アーカスプロジェクト プロジェクトマネージャー
全国から集まった応募作品案は、水郡線利用者への思い、大子町の地形や自然環境、文化への関心が反映され、興味深い提案の数々でした。選出の目安として、「大子町ならではの魅力が引き出されている・実現不可能なようで出現したらわくわくしそうな案」に注目しました。豊かな自然と共存する長い町の歴史に、新たに水害という自然災害の歴史が加わりました。しかし、それをネガティヴにとらえるだけではなく、作品を通じて「なぜここに?」と訪れる観光客にも町の利用者にも興味関心をもたらすことで、身近な日常に気づきを与え、上向き・前向きに感じられる作品を選出しました。
無人駅にひっそり形のない作品で存在を表象する案、奥久慈の宝でもある圧倒的な自然をテーマにした案、駅舎に異なる空間をしつらえてみる案は、大子で滞在制作する間にアーティストそれぞれの視点と探求で、更に新たな交流や発見を創出するでしょう。
乗客を迎え、旅立ちを生む、3つの駅舎それぞれの特徴にあった反応が、響き合う場になればと思います。駅空間で、観て、聴いて、見方を変えて体感する。大子町という土地の心地良さを誰もが感じられるような、そんな3作品に期待しています。
大子町よりお礼のメッセージ
今回の水郡線駅舎アートコンペティションにご応募をいただきありがとうございました。
こちらの想定より多くの方に,大子町そして水郡線に関心を持っていただき,嬉しい限りです。
ご応募いただいたプランを拝見させていただきましたが,皆様が大子町そして水郡線の事を考えプランを練っていただいたのが,充分伝わりました。実際の審査においても甲乙つけがたく,議論も白熱いたしました。
今回ご入賞された方も,そして残念ながらご入賞されなかった方も,もしまたこのような機会がありましたら,是非ご検討いただければ幸いです。
CONCEPT
コンセプト
「アートを活かしたまちづくり」を2017年より展開し、その後もアートプロモーション事業として商店街でのアート作品の展示やワークショップの開催、アーティスト・イン・レジデンスを実施し、アートによる地域活性化およびアーティスト支援を行ってきた茨城県大子町は、クリエイター・アーティストのエージェントを行うavex art agency project、東日本旅客鉄道株式会社と、2019年の水害により被害を受けたJR水郡線、その駅校舎を賑やかにし、人々の交流を促すアートを募集します。 本コンテストにおいて、プランを募集し、入選した3名には来年度駅舎への実際のアート設営を行っていただきます。アート設営に際し、東本旅客鉄道株式会社と充分に議論し、安全を確保した形にするため、応募プランから多少の変更が起きる可能性があることはご了承ください。
AWARDS
賞について
受賞者には、制作期間2、3カ月程度を経て、来年度に駅舎での展示を依頼予定。
各駅1名1作品を選定。
設営に関わる費用は別途、主催者、運営者、実施協力企業で負担。プランを検討しながら制作を進めていきます。
希望は受け付けますが、必ずしも応募頂いた駅舎を使用しての制作になるとは限らないことをご了承ください。
制作費として
賞金30万円
賞金と別に特産品3万円から5万円程 季節に合わせて4回ほど送付
※レジデンス・スタジオの用意あり。
※日当は賞金の中に含まれます。
※交通費は賞金の中に含まれます。
※作品搬送費は別途上限を設けて設定。
制作費として
賞金30万円
賞金と別に特産品3万円から5万円程 季節に合わせて4回ほど送付
※レジデンス・スタジオの用意あり。
※日当は賞金の中に含まれます。
※交通費は賞金の中に含まれます。
※作品搬送費は別途上限を設けて設定。
制作費として
賞金30万円
賞金と別に特産品3万円から5万円程 季節に合わせて4回ほど送付
※レジデンス・スタジオの用意あり。
※日当は賞金の中に含まれます。
※交通費は賞金の中に含まれます。
※作品搬送費は別途上限を設けて設定。
PLACE
開催地について
これまでの大子町におけるアート活動
2017年、第一回茨城県北芸術祭(2016年)が開催されたことを受けて、大子町の資源を活かし且つ次回芸術祭への機運を醸成することを目的にアートを活かしたまちづくり事業(現 アートプロモーション事業)を開始。 2018年3月、大子まちなかアートウィーク2018を開催。 同年8月、古民家を招へいアーティストのためのアトリエ兼滞在施設として改修した「大子アーティスト・イン・レジデンス」が完成。 2019年3月、大子まちなかアートウィーク2019開催。 2020年2月、大子まちなかアートウィーク2020開催(会期途中で中止)。 その他、主に滞在アーティストの展示・ワークショップを町内で開催。
JR水郡線駅舎について
2019年、台風第19号によって大子町は大きな被害を受けました。町を南北に走るJR水郡線も、鉄橋の流出をはじめとする被害により、町民の移動に大きな影響を与えています。 しかし、現在も続く懸命な復旧工事により、今年夏頃の全線運行再開予定が大幅に前倒しとなり、3月27日全線運行再開(予定)となったことは明るいニュースです。 この全線運行再開を機に、JR水郡線を通勤・観光で利用される乗客や周辺住民の皆様に楽しんでもらい、沿線の新たな魅力となるアート作品を募ります。 作品の設置場所となるのは、台風被害の影響を大きく受けた3駅です。町の中心、レトロな趣を残す商店街に隣り合う常陸大子駅。小さな駅舎ながら日本三大名瀑「袋田の滝」への玄関口である袋田駅。「奥久慈男体山」の麓に佇む上小川駅。 大子町の豊かな自然と、アートを身近に感じられるこの取組みに、多くの方が興味を持っていただけることを願っています。
JUDGE
審査員
高梨哲彦
大子町長
鈴木弘幸
水郡線営業所長
井關悠
水戸芸術館 学芸員
石井瑞穂
アーカスプロジェクト プロジェクトマネージャー
SCHEDULE
スケジュール
3月15日
応募〆切
3月16日〜
審査会
3月末
入賞作品決定
(Web発表)
4月~6月
作品制作期間
6月~12月
展示
12月中
撤去
ENTRY
応募する
ポートフォリオまたはこれまでの制作作品を2,3点ご用意いただく
以下のエントリーボタンからフォーム入力ページへ
2021.02.10 9:00より応募受付開始
送信してエントリー完了
募集期間
2021.02.10 (水)
- 2021.03.15 (月)
日本時間23:59まで
DESCRIPTION
募集要項
応募資格
・年齢制限なし。ただし、応募した案を実現可能にする実行力があること。
・グループでの応募可。
・入選した場合、制作まで行う意思のある方。
・入賞後のインタビュー、作品発表、各種プロモーション活動等にご参加いただける方
審査対象
本コンペティションが実施されるに至った地域性を踏まえたうえでの、空間への意識を基準に審査。
作品規定
自由。平面、映像、音、立体等。
ただし、実際の設営にあたり、半年間の展示に耐えうる形にするため、インストーラーや主催者、協力企業とコミュニケーションをとり、実現可能な形へと柔軟に変えていくこと。
応募点数
複数の駅への応募可。ただし、一つの駅に対して、一応募のみ。
応募期間
2021年2月10日 – 2021年3月5日
応募方法
「JR水郡線駅舎アートコンペティション 大子町 × JR東日本水戸支社 × avex art agency project」サイトのエントリーページから、必要事項を記入し、エントリーしてください。応募者は、「本企画」に応募内容を送付または送信することにより、本同意事項(coming soon)に同意したものとみなされます。
問い合わせ
特設サイト(https://dj-aaap.com/)のお問い合わせフォームよりご連絡ください
(※お問い合わせをいただいた場合、原則として1週間以内にご回答します。1週間以内に何らかの回答がない場合はお手数ですが再度お送りください)
(※お問い合わせで取得した個人情報は、お問い合わせへの回答のみに使用し、法令の規定に基づく場合を除き、第三者へ提供いたしません)
主催
茨城県大子町
協賛
JR東日本水戸支社
運営
エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社
avex art agency project